資格はほんとに不要?
資格なんて意味がない
そんな風に言う人もいます。資格不要論的な立場の人。
資格が要らないという人の立場も尊重しつつ、、少し反論してみたいと思います。
あなたは車を運転しませんか?
だれかが運転する車に乗りませんか?
その車を運転するには「免許」=「運転する資格」が必要です。
鉄道でも、飛行機でも船でも同じことが言えます。
1つの事例として乗り物について話をしましたが、病院でも裁判所でも社会保険労務士でも同じことが言えます。
誰でも病院で医者として働いていたら安心して病院に行けませんよね。
だれでも裁判官になってたら、世の中怖ろしいことになりそう。
社会保険労務士さんだって同様です。
なので、資格を持っている人がいて、今の世の中が成り立っているということ。
それらの資格保有者にまったく関わらず俺は生きていける、と言うひとも稀にいらっしゃるかもしれない。でも、ホントに稀です。
だって、あなたが生まれる時に病院で生まれているからです。
死ぬ前にだって、ほとんどの人が病院に入院してお医者さんに診てもらうはず。
あなたがもし資格不要論者だとしても、あなたは資格を持っている人に助けられて支えられて生きているということ。
あなたが資格を持たずに生きていけたとしてもです。
それを踏まえた上で、
資格なんて意味がないと言えますか?
資格をとるなら何?
資格はたくさんあって迷います。
難易度もさまざま。
さらに言えば「取っても意味がない資格」もあるからです。
前述した内容と180度違う主張かもしれませんが、中には意味のない資格もあるということ。それらの違いを区別するのは結構むずかしいことかもしれません。
資格を選ぶときの基準
1つアドバイスが出来るとしたら、資格を取る目的を明確にしておくことです。
● 就職・転職に役立たせるため
● 将来独立するため
● 趣味を深堀するため
上記2つの目的はまったく違うので、取得する資格も違ってきます。
電車が好きで好きでたまらない人が資格を取ろうと考えてる。
でも就職するための資格と趣味をより楽しむ為の資格は違うという事です。
資格不要論はミスマッチから起きている
車に乗るために飛行機の免許を取る人はいません。
同様にお医者さんになるために社労士の資格を取る人もいません。
でも多くの人が取得する資格をまちがえていて、あの資格はまったく役立ってないと資格不要論者になってしまっているのです。
高校の時に簿記2級をとったけど、全く役立ってないとか。
ありがちな話です。
その目的はなんだったのでしょうか?
将来生きると先生に言われたから??
簿記取得で得た知識を活かすも殺すも自分自身、役立てようと思えば普段の生活でも役立つはず。大きな期待をしていたのであれば、その期待自体が誤りだったことになります。
簿記を高校で取得したとして、その目的が大学生でFP2級を取得する事だったとしたらどうでしょう。FPの試験にも簿記にからむ内容があるので簿記取得者は部分的に有利に働きます。1つのステップとして簿記取得を捉えていたとしたら、それは満足いくものになったはず。
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